マシュハド

 

マシュハド(ペルシア語:مشهد ; Mashhad)はイラン第二の都市とも言われている。冬は非常に寒く、春と秋は美しく、夏は暑い。冬には雪が降ることがある。

 

マシュハドは長らく宗教教育の中心地であるとともに、世俗的にも芸術・科学の中心地であった。ペルシア語詩人の巨人フェルドウスィーの名を冠した大規模なマシュハド・フェルドゥスィ大学はこの地にある。マシュハドは、6世紀以上の歴史を持ち、中東でも古い図書館のひとつに数えられるアースターネイェ・クドゥス・ラザヴィー中央図書館の所在地でもある。ここには約600万の歴史的文書がある。

 

マシュハド近郊のカーシュマル絨毯は、この地域の伝統的ペルシア絨毯として有名である。

 

 

イマーム・リダー寺院

 

フェルドウスィー

 

ペルシャ詩人である。

ペルシャ歴代の王や英雄を詠った叙情詩『シャー・ナーメ』(王の書)がその代表作で、30年以上の歳月を費やし大作として完成した。アラブ帝国に征服されたペルシャ民族の精神を高揚させるために作ったという。ガズナ朝の君主スルターン・マフムードに献呈したが、その努力を評価されず失意のうちに郷里で没した。タバラーン市街のフェルドウスィー所有の庭園に埋葬されたという。

ちなみに、「フェルドウス」(Ferdows)とは古代ペルシャ語に起源する「パラダイス」の中世ペルシャ語および近世ペルシャ語形で、パラダイス同様「楽天・天国」の意味である。

 

 

 

 

サフランの店(マシュハドの主要産業のひとつ)

 

工芸品店

 

マシュハド郊外